クセになるリズムの映画だった。
タイトルの通りぼんやりしたところもあるんだけれど、全編通して風刺が効いていた。戦争に対するアンチテーゼはもちろんのこと、現代社会で自分自身や周囲に対して疑問を持たずに…
演出はゴドーを待ちながらみたいな不条理演劇っぽい雰囲気だけど、キッチリとメッセージが明確な内容だったように感じた。今の時世を風刺するかのようでした。
癖があるので万人受けはしないと思われる。
あと…
川向こうの町と朝9時から夕方5時まで規則正しく戦争をする二つの町。主人公・露木に言い渡されたのは音楽隊への配属だった。
キッチリと角を曲る人たち、同じことを繰り返す門番、質問を積み上げる受付、ロー…
何の理由で何処の誰と戦っているのか?それがそもそもわかっていない人達が、毎日律儀に戦争をするシュールでナンセンスな映画でした。
鑑賞前はロイアンダーソン風なのかと思いましたが、観てみるとそれよりか…
向こう岸と戦争をしている町。戦争がなぜ起こったか解らず9時から17時まで規則正しく戦っている。
向こう岸から聞こえてきた魅力的な音楽。そんなとき楽隊への移動が内示された露木。
最初から俳優さんたちが…
©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト