大学の教授の作品、地元が舞台なので観た!
すごく綺麗だけど、この尺でこのテーマを持つ映画である必要ってなんなんだろうと思ってしまった
定点で静的で上田さんの気持ちいいアングルなんだなって、写真の連続…
眼に、耳に触れ
心に去来するもの
2020年 上田義彦監督作品
藤、椿、つつじ、紫陽花、牡丹、松、笹、すすき…
春夏秋冬、四季折々の花たち
金魚、蜂、カマキリ、蛙、蜘蛛、蝶、蝉、ヤモリ…
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赤い金魚の映像で始まり、赤い金魚で終わったのが印象的な映画だった。説明的なことは一切ないので、何が起こるのか?起こらないのか?予測つかないまま。法事があり、相続税のために、家を手放すような話が続く。…
>>続きを読む昭和の感じが残る昔ながらのおうちに訪れる春夏秋冬が日本の美しい姿を残してくれている。
麦茶をコップにつぐ夏や落ち葉を掃く秋、しとしと雨の梅雨、降り積もる雪をガラス窓の縁側から覗く感じ。
何だか懐かし…
もう手放してしまう庭の落ち葉を掃き続ける。
古い庭と家に宿る記憶。そこから離れたら全て思い出せなくなってしまうのでは。それならば記憶とともに自分も無くなってしまう。
記憶を持つ人が消えたなら庭も無…
あるがままの映像が美しくて、風に擦れる葉の音や虫の声が心地良くて、ふっと力が抜ける。そこで、いつのまにか肩の力入ってたんだなって気付く。
何が起こる訳でもなくて、どこにでもあるような、人と家と自…
このレビューはネタバレを含みます
光と影。陰翳礼讃。今まで見た日本映画の中で一番美しかったかも。超リアルな状況なのに、静けさと美しさが揺るがない。音楽も完璧だった。映画館で見るべきだったなぁ。でも最後号泣しちゃったから、家で見て正解…
>>続きを読む©2020 “The garden of Camellia” Film Partners