9歳の少女ベニーが主人公。彼女は幼少期に父親から虐待を受けたトラウマから、怒りを抑えることが出来ずどこにいても暴れ回ってしまう。彼女はそのことから母親と一緒に住むことが出来ず、児童福祉施設や精神病院…
>>続きを読む怒りを制御できず行く先々で問題を起こすベニー。施設をたらい回しにされ、彼女はどうなる…。
ベニーの暴力性がいつ炸裂するか緊張しっぱなしでスリラーを見ているよう。親も福祉のプロもお手上げな彼女の救済…
このレビューはネタバレを含みます
終始重々しかった最後の歌とか特に。
途中まではまだ希望を持って見ていたけど
何度も救われそうになるたびに振り出しに戻ってしまうもどかしさに居た堪れなくなった。
決して手にできないものでしか救われない…
"母"のもとへと帰ろうとする子供の狂気的なまでの帰巣本能。
The World is mine.
これがドキュメンタリーじゃないってのが信じられない。主演の女の子があまりにも上手すぎる。
本作…
このレビューはネタバレを含みます
予告編だけの情報で「問題児が外界から隔離された矯正プログラムを通じて社会との接し方を模索していくような話だな」と想像したが、そんな甘っちょろい内容ではなかった。
まず予告編で描かれていた森のシーンは…
・ベニーの成長や改善が見られないまま終わってしまい、劇中の大人たちと同じ困惑のきもち。ミヒャが与えてくれたアンガーマネジメントのヒントすら通じていなかったのが悲しい。
・エンドロールの曲にもあるよう…
ヴィジュアル的にポップな雰囲気を期待しつつも、観たここはシアターイメージフォーラム。そんなポップな場所ではそもそもございません。今年一番つらい映画に当たったと言っても過言でないかもと思うくらい、心の…
>>続きを読むいろいろ手を差し伸べてくれる大人はいるけど、誰も扱いきれない。かといって当然放置することもできない根深い問題
ベニーは至るところで暴力を振るってしまい自分の首を絞めていくことになるが、それも彼女な…
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