ふみあき

バーニング 劇場版のふみあきのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
1.8
 起伏が弱く、話も冗長で、「結局なに?」という感じ。邦画でを見てる時の退屈さを感じたと思ったら原作は村上春樹の短編?小説。これは本当に偏見まみれなので魔に受けないでほしいが、なるほどハルキスト達が手放しに評価しているのだろうと、大変失礼ながら邪推をしてしまった。これは内容と関係無いが、「衝撃のラスト」「究極のミステリ」という触れ込みは詐欺だと思った。なぜなら本作はそういったエンタメ映画ではなく、抽象的で詩的な純文学作品だから。自分は純文学には全く明るくない上に、そもそも好みの範疇からだいぶズレているのでこういったレビューはもしかすると卑怯かも知れないが、純粋に面白味が無いと感じた。もちろん文章として原作に触れれば何かしらの興や芸術性が見出せるのかもしれないが、であればこの映画はその魅力を十分に引き出せていないか、或いは自分のような純文学弱者には語るべくもないという示唆か、いずれにせよ、見る人を選ぶ作品である。
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