歌行燈に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『歌行燈』に投稿された感想・評価

あの、寒い海岸に立たされて船の上の男たちから石とか投げられる見たことないタイプの方法のイジメはなに?

6/30
この時代の芸道ものをスクリーンで観ていると、今の時代と完全に隔離されているような感じがして、非常に心地よい。
それはそうと、この映画、とても素晴らしい。個人的には、「残菊物語」と並び立てる…

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ICHI

ICHIの感想・評価

3.9

オンラインによる座席指定で1本見るか2本見るかで手続きが変わる新システムに生まれ変わった新文芸、観客の9割を占める高齢者はカウンターで四苦八苦、ブチ切れる爺さん続出。そんな中でひさびさ再見した成瀬の…

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ニシ

ニシの感想・評価

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分断された客席と高座、聴く側と聞かせる側、その境界線を破ろうとする。献身的な奉仕と移動こそ美しい!

1943年の本作は1938年の『鶴八鶴次郎』と同じ芸道ものの映画だが、作風はそれなりに変化していて興味深い。『鶴八鶴次郎』は目まぐるしいほどの細かいカット割りが印象的だったが、本作ではそれが抑制され…

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Gocta

Goctaの感想・評価

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将来が約束されていたものの、歌自慢の鞍摩を自殺に追いやったため父親である師匠から勘当され、苦労する能楽師の物語。成瀬巳喜男はやっぱりいいな。
個人的には泉鏡花の様式美的な世界観は苦手だけど、映像も舞も謡も素晴らしい。いま作れるか、というと絶対作れない映画
デニロ

デニロの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1943年製作公開。原作泉鏡花。脚本久保田万太郎。監督成瀬巳喜男。

東宝マークの前に「一億で背負へ 誉の家と人」というアッピールが入る。1943年とはこういう時代だったのですね。

若くして能楽師…

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ぬっこ

ぬっこの感想・評価

5.0
亡霊を巡る物語。和の文化と成瀬の相性凄まじい。

満月のラスト

芸に生きる一家の物語。今仕舞や三味線、唄はそもそも現代の日常の生活空間から消え失せたが、それでも細々永らえてるそれらの芸はすべて近代的な「芸術」として把握されるのみ。芸術とまるで価値観の違う(それは…

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