『東京の合唱』(1931)U-NEXTで初鑑賞。キネマ旬報ベストテン3位という小津安二郎の出世作であり、確かに出色の出来だった。ハリウッドの影響はまだ強く感じるも、テーマは小市民の機微に集約しつつあ…
>>続きを読む小津のサイレント映画観る
また観るです
保険会社勤務の岡島は妻3人の
子と5人暮らし。ボーナス支給
日に先輩同僚解雇を取り消す様
直談判するが。。
アメリカンな小津を多少残しつつ後の
家族モノ親…
岡田時彦が失業し、直後に娘の高峰秀子が病気になるが、全快した後に岡田と妻の八雲恵美子が二人の子どもと輪になって歌いながら手遊びに興じるシーンの、刹那的な楽しさと今後への不安が影を落とす二人の微妙な表…
>>続きを読む 小津安二郎のサイレント映画
非常に面白い!
大恐慌時代、会社を解雇された父親とその家族たちが切磋琢磨して生活していく物語。
子供が、自転車を買ってもらえなくて駄々をこねるシーンは『お早よ…
小津安二郎作品で現存してるものを順番に見てるのだが個人的には最初の大傑作きたと思っている。題材自体は昭和恐慌時の大就職難についてなのだが一貫して喜劇に仕立てているのが良い。そもそもクビになったのも仲…
>>続きを読む遅刻癖がなかなか治らぬおはなし。
【令和四年六月二日の記】
繊巧なる物悲しき描写に心打たる。
金が無い。職が無い。其の惨憺たる状況が、感情が、とかく総べてが画に映りたり。団扇と辞令とちゃりんこと…
横たわる赤ん坊の下半身(足)を指で掻くカットから上半身をはだけて聴診器を当てられる少女(高峰秀子!)のカットに繋げる。赤ん坊の下半身と少女の上半身を無理やり繋げてしまうこと、そしてどちらも肌を露出し…
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