そうとしか、生きられないなら。
言わずと知れたアカデミー作品賞受賞作。
ヘイトな日常と、あまりに詩的なラブストーリー。
テーマはシンプル。
自分とは何者か。
どこから来て、どこへ行くのか。
何がしたいのか。どう生きるのか。
自分を偽るのか。正直に生きるのか。
敵は誰か、味方は誰か。
自分1人で生きてきた?
誰も理解してくれなかった?
誰でもひとつくらいは、きらめきを持っている。
それは、手に持ったままでは生きづらい。
忘れてみよう。
吹っ切ってみよう。
上書きしてみよう。
消えたかな?
それでは月明かりの下、胸にしまってみよう。
失くさないよう、出てこれぬよう。
そうとしか生きられない。
それなら、それで良い。