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忠臣蔵外伝 四谷怪談のundoのレビュー・感想・評価

忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994年製作の映画)
2.9
天ぷらとスイカ。

家にあるDVDを再鑑賞。

「忠臣蔵」と怪談の古典「四谷怪談」を合体させた意欲的なホラー映画?
そう書くとB級感漂うけれど、堂々の深作欣二作品で、豪華キャストな松竹誕生100周年記念作品。

当時なぜか劇場で鑑賞。
微妙な気持ちになったことをよく覚えている。

高岡早紀(お岩さん)も体当たりの演技で頑張っているし、佐藤浩市はじめ、他の役者陣も良い。改めて見返すと荻野目慶子が変な役だけどかなり良い、のだけど、いかんせん題材がミスマッチと言わざるをえず、食べ合わせの悪さばかりが気になってあまり楽しめない。ノリきれない。

四谷怪談の最大の見せ場であるあのシーンや、忠臣蔵のカタルシスを感じるクライマックスのあのシーンなど、単体で見ればそれなりの出来なのに、無理やり合体させているので、なんか気持ちの切り替えがうまくできない(笑)怖がればいいのか、胸を熱くすれば良いのか。
もっと言うと、夏に観るべきなのか年末に観るべきなのかもよくわからない(笑)

質の高いものを混ぜ合わせても、面白くはなるわけではないという良い例。相性は大事。
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