アニエス・ヴァルダが夫ジャック・ドゥミと長年暮らした下町パリ14区に住む人々を捉えた彼女の代表作。
香水屋の仲良し老夫婦、手際の良い肉屋の店主、チャーミングなパン屋の夫婦、魔術師…消して華やかでは…
このレビューはネタバレを含みます
監督の住まいの近所ということで皆顔見知りなのか、自然な距離感で撮影していた。冒頭で語られる店員とお客の暇な時間をそのまま映すというのはアケルマンに受け継がれているんだなぁと思ったり。街の住人は個性的…
>>続きを読む"ダゲール"というフランスに実在する街へと入り込むカメラは、必ずしもその場所と調和し溶け込むこともなく、寧ろ独立し、些か浮き足立っている。カメラは人々を見る、人々はカメラを見る。我々は彼らを見る、…
>>続きを読むかつては日本にも豆腐屋さん魚屋さん…、職人が営む個人店が地域ごとに様々あって 、 時には店主、時には客になったりしていたけど、今はどうだろうか。など思った。
街や生活の切り取り方、 人の顔や手元…
個人的には受け取り方が難しいって感じる瞬間が多くて、楽しめない部分もあった。
パリ14区。若干薄汚れて埃っぽく見えた。
画面を通してだったからなのか、実際そうだったのかはわからないけど、綺麗で楽…
それぞれの日常、それぞれの日々の営み。例えば、職人達の手つきは手品師さながら鮮やかではあるが、それは決してパフォーマンスではない。彼らの生活の一部である。
鑑賞しながら、商いをしていた祖父母のことを…
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