悪魔が来たりて、雨が降る。
話題の韓国映画。
日常に紛れた異物への嫌悪と伝播する恐怖。
そして、悪魔の思惑。
サスペンス、ミステリー、ホラーを合わせたような感じ。略してスリラー(←違
一回観ただけで、結局なんだったのか理解できていない部分も多い。
だけど、良い意味で、熱心に解説など読む気にもなれない、心地良い心地悪さがある。
聖書からの引用があったり、いかにも意味深な雰囲気をまとってはいるが、テーマ自体はそんなに深いものではなさそう。
動機不明の殺人。
錯乱する人々。
不気味な異人。
オカルティックな呪術。
悪魔の正体。
こういう要素を素直に楽しむべきだろう。
どしゃ降りの雨がさらに雰囲気を盛り上げ、どんよりと重たい気持ちにさせてくれる。
それでも、なぜか心地良い。
こういう世界に浸りたい人へ。