ムンジウは主人公を常に画面の左側に置くことによって、ある正しさ(right)とは逆側にいることを示したかったというが、所詮はその程度の思想である。
あるショットに対する責任を放棄したことによって、…
他責他責他責他責他責イィ!
自己正当化と保身、逃げの態度が身に染み付いてしまった、それでいて自分中心ですべてを把握・コントロールしないと気が済まない主人公の、「良かれと思って」と「〇〇のために」が加…
このレビューはネタバレを含みます
生き抜くためには道理<カネ・コネ・権力。フタをあけたら上から下まで腐敗していた。が、このお父さん世代はそうやってでしか激動の時代を乗りこなすことができなかったのだろうとも思う。10年台映画かつ現代が…
>>続きを読む子供を持ったことないから分からないけど、いつまでも子供扱いしてたらいつの間にか子供じゃなくなってたってあるあるなのかな。
大人と子供の境界が人によって違うってのもあるけど、そこら辺は合わせておきたい…
犯人探しのミステリー × 受験をうまくいかせようとするサスペンス × そして、なにより一つの事件から家庭やあらゆるものが壊れて今まで蓋をしてきたものが露呈していくドラマ……決してキャッチーな内容でも…
>>続きを読む善悪とはグラデーションであり、状況によって位置が変わることを捉えている。
善人と悪人の二元論で語ってしまいがちだけれど、人間はもっと曖昧な生き物だと思う。
誰かのために川に飛び込むこともあれば、…
『4ヶ月、3週と2日』のクリスティアン・ムンジウ監督の2016年のカンヌ国際映画祭の監督賞受賞作品。
ルーマニア🇷🇴の50歳の医師ロメオの娘エリザは、イギリスのケンブリッジ大学に留学する最終試験を…
娘の未来を案じるあまり、不正に手を染めてまでも卒業試験をパスさせようと奔走する父の姿を描く。
医師である主人公にはイギリス留学を控える娘がいる。だが、留学を決定づける最終試験日の前日、娘が白昼堂…
© Mobra Films - Why Not Productions - Les Films du Fleuve – France 3 Cinéma 2016