そういやヨーロッパの個性的な監督はみんな車の移動撮影やってんな。『歴史の授業』は運転手の背後から「移動」を撮っているのに対して本作は目的地の不明瞭さというか、脱力感と音楽の荘厳さも相まってビデオアー…
>>続きを読むオープニングからランズベルガー通りを移動する車窓の眺めのワンカット。そこから室内に移動したと思ったら明らかに舞台セットを映したカット。これはフェルディナント・ブルックナーの戯曲『青年の病気』を上演し…
>>続きを読む演劇。初期作品のうち、最もその後の作品群を予感させる。車の上に設置したカメラで走行しながら歩道を撮影。いきなり音楽が鳴り響く。演劇。360°パンと思ったら、自動車を映していたのか。教会で結婚式。家に…
>>続きを読む冒頭のいかにも映画的な車道のトラベリング撮影を切断する演劇的な舞台構造の導入。弁証法的な手法を取り入れつつも、カタルシスを誘うことは周到に避け、寧ろ構造そのものを露呈することで、フレームを通して世界…
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