さしみ

バジュランギおじさんと、小さな迷子のさしみのレビュー・感想・評価

4.5
初インド映画でした!

話す事が出来ないパキスタン人の女の子(シャヒーダー)がインドでお母さんとはぐれて迷子になりますが、引き寄せられる様にパワン(パジュランギ)と出会います。
底抜けに明るく正直者で人の良いパワンはシャヒーダーを放っておく事が出来ず預かりますが、クリケットの試合の応援でシャヒーダーがパキスタン人である事が分かり正義感の強いパワンは家に送り届けるという決断をします。
インドとパキスタンはお隣同士ですが、歴史的背景や異宗教など、困難山積みの上に作中ではパスポート無しやビザも手に入らない状況でした。
パワンはシャヒーダーを家に送り届ける以前に、無事に国境を超える事が出来るのかドキドキでした。
国境でのやり取りもなかなか渋いです。

“セルフィーを撮ろう”
序盤のダンス、圧巻でした!「インド映画へようこそ」と言ってくれてる様なthat'sでエネルギッシュなシーンでした。
こうしてハマっていくのですね😅

“あなたのような人が両方の国にもっといればね”
心優しいパワンの気持ちを瞬時に理解してくれたバスの車掌さんの言葉が今も心に残ります✨

シャヒーダー役の女の子が天使です!
とにかく可愛いっ!
明るい雰囲気で進む前向きな王道ストーリーですが終盤は警察と政府?などごちゃごちゃと追いかけまわされ大変なことに。
めちゃビンタ張るは棒で叩くわ、これ日常なの⁈

インド映画らしく長尺ですがシンプルかつ平和・融合をメッセージとした作品でロケーションの美しさもあり忘れられない良い時間でした♪

フォロ様から教えていただいたフィルマならではの素敵な作品に出逢えました。
さしみ

さしみ