さしみ

ダークナイトのさしみのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.2
光と闇、コイントスの表と裏。

バッドモービルはやっぱり格好良い👍
ただ本作はバットマンの印象がかすむくらいヒース・レジャーのジョーカーが“狂烈”でした。
銀行強盗の仲間ですら(元々仲間だとも思っていない)ノールックで殺す、そしてマフィアに乗り込み「マジックはどうだ?」と一本の鉛筆を一瞬で消す方法として近寄ってきた下っ端のマフィアの頭を一瞬で立てた鉛筆に叩きつける…
なんの躊躇もなくゲームを進めるように人を殺す狂気のジョーカーは頭も良いのです。
デントとレイチェルがドラム缶部屋で捕まった時もバットマンがどちらを助けに行くか予想してあえて居場所の嘘をつくなんて。
そして“トゥーフェイス”の誕生。
光から闇への転落。
病院爆破を背にし看護師の白衣で独特の歩き方のジョーカーもうダメ怖過ぎます。
爆破シーンもCGではなく一発撮りというのは有名なエピソードですがノーラン監督のこだわりが強く感じられるインパクトあるシーンでした。
2隻のフェリー爆破シーンは緊張しました。人は自身の置かれた状況によって善人も簡単に悪に転じる事を痛いほど知っているジョーカーは“選択”の余地を投げかけました。
人の心を揺さぶり狂気に陥れる事を楽しむジョーカー。
ただ服役囚達が爆破ボタンを海に捨てる事までは彼は考えていなかったのでは?
“善”が表れた人間も悪くないと思わせてくれた感動がありました。

色々まとまりなく書きましたが、
ゴッサムシティーには住みたくないです😅
さしみ

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