毛玉

ラブ・アゲインの毛玉のレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
4.2
群像劇…?まだ展開あるの…?というハテナを一気に集約して爆発するラスト30分は必見!

良い父親で良い夫だった主人公は、妻を退屈させてしまい離婚を切り出される。失意の彼は、バーで出会ったイケメンに女性にモテるワザを教えてもらうが…。

この映画には恋愛の矢印がさまざまな方向に向いていて、面白く絡まり合っています。それを活かしたアンジャッシュ的な笑いがあり、群像劇的な、いろいろな人物が次第に関わり合っていく様子が面白いです。
主人公のスティーブ・カレルの表情にも笑いましたが、やはり、イケメンすぎるライアン・ゴズリングと可愛すぎるエマ・ストーンのコメディー演技がぶっちぎっていました。
しかも、全員演技が上手いので、ちょっと感動的なシーンになるときちんと説得力がありました。

正直、そこまでキャラクターを好きになることもなく、ただただギャグと恋愛模様のつるべうちを楽しんでいたのですが、ラスト30分の展開の幕開けを告げるあのアンサンブルパートは爆笑しました。最高でした。
また、この辺りから主人公とライアン・ゴズリングの人間性が伝わってきて好きになれたので、本当に良いシーンでした。

個人的にスピーチシーンはそこまで好きじゃないのですが、それでも一定の楽しさがある、良い映画でした。
毛玉

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