グレタ・ガーウィグを敬愛しております。
バービーランドが、「フランシス・ハ」のフランシスとソフィーのフレンドシップの延長みたいで微笑ましくもあり、インディペンデントからメジャースタジオへ、本気で多様性やフェミニズムをスタンダードに押し上げにかかったグレタに終始ワクワクした。
男尊女卑がまだまだスタンダードな島国日本故、"日本男児”は意味不明で怒り心頭レベルだろうなと思ったり。
ジェンダー意識のリトマス試験紙的な映画になっていて、結構危なっかしくもある。
欧米とはスタートラインが違いすぎるから少々酷な気もする。が、しかし!グローバルな現実を見よ!と。
Kenたち男性陣の救われなさに情にほだされかけた私もしっかり日本的だなと思ったけれど、これはリアル現代女性のメタファー!現実を見よ!私!って。
なお、ホワイトフェミニズムについての指摘も見受けられますが、ひとりに全て背負わせ過ぎじゃね?と常々思っている次第です。
グレタの本気、メジャーの扉をこじ開けたのは確かなのだから、あとは各自でできることをやっていくだけ。