意味不明なシーンも多いが、好きな映画。初めはジャンヌ・モローがただ観たくて観ました。
忘れられないシーンがたくさんあります。
うさぎを打ちつけるシーン。
主人公が大切そうに自分のハイヒールを埃を払…
フランスの片田舎でイタリア人の木こりに恋する女教師マドモアゼルを描いた作品。
放火や洪水を起こす事で欲を満たす歪んだマドモアゼルが恐ろしい。
村での不可解な事件が根拠なくイタリア人に結びつけられ、終…
このレビューはネタバレを含みます
町山智浩の『トラウマ映画館』で知った本作をようやく見ることができた。ジャン・ジュネ原案、マルグリット・デュラス脚本で「ふつう」の作品になり得るはずがない。火付けはするわ村を水浸しにするわ家畜の飲み水…
>>続きを読むブニュエル版『小間使の日記』を思い出す。放火や毒物混入が趣味のキチガイ女から見た閉鎖的な村人たちの生態観察。ジュネ+デュラスが提示するのは理由なき悪の有様。善性に忠実な者が聖人になるように、悪徳も徹…
>>続きを読むこんなご立派そうな女にも強烈な欲望があり、そのためには悪魔にもなってしまうという人間のこわさを、ジャンヌ・モローの諸行と顔つきで思い知らされた。
人間は肩書や見た目や生い立ちに惑わされて、黒を白に白…
屈折したこころが女性を悪女にかえる物語。
山間部の昔のフランスの小さな町の物語。ほとんどの人が農業や牧畜で生活する中、一人化粧をし着飾って、町の人からも一目置かれマドモアゼルと呼ばれる女教師。お高く…
孤独を掻き消すように周りを傷つけて欲求不満を解消していく闇深いマドモアゼル。必殺仕事人みたいに正装して邪悪な影を落とし込んでもその心と身体はどこか満たされない。自分本意な欲望は誰も幸せにしないし …
このレビューはネタバレを含みます
町山智浩氏の本で読んでから気になってた作品。たしかに怖くて厭な感じ。
田舎町で欲求不満を募らせた女教師(マドモアゼル)が、流れ者のイタリア男に屈折した欲望を抱く。町では放火や洪水など次々事件が起こる…