息子がレジスタンスに加わった時の解放された表情が印象的で、人種と生まれた土地に挟まれて、負のエネルギーから反抗を始める見応えのある立ち位置を担ってる。
他所者と住民の対比で、切実さの違いを描く。『…
静かに怖い
いつもながら本作も音楽最高
やはりイザック・ド・バンコレの存在感が圧倒的。『ショコラ』から22年経っての撮影とは思えなかった(彼が変わってない)
ユペール様息子役のニコラ・デュヴォ…
銃持ってはしゃいでる子たち本当に怖い。槍と鉈持って白人の物を盗み、人を殺して何かわからない薬をラムネ菓子みたいに食べる。全部の行動が抵抗としての大義名分を持つのか、それ故の歯止めのかからなさがスクリ…
>>続きを読むクレール・ドゥニが『ショコラ』から問うてきた自身の出自に対する一つの回答をこの映画に見たような気がした。
単なる支配・被支配の関係性に回収しない重層的な人間関係。イデオロギーから距離を置いて作中の…
このレビューはネタバレを含みます
序盤、少し微睡みながら、観てしまったところもあったが、中盤辺りで惹きこまれてしまった。
白人が営むコーヒー農園と黒人の奴隷化を題材にした感じが考えさせられた。
息子が追い剥ぎに遭ったり、息子が変貌…
クレール・ドゥニ特集で。
内戦が起きフランス軍が撤退し、混乱が深まるアフリカのある地域(コートジボワールで起きたことを想定しているが、ぼかされている)で、イザベル・ユペール演じる主人公は、収穫前のコ…
舞台は内乱が勃発したフランス領のアフリカの国(コートジボワールがモデルらしい)。冒頭、黄色い犬が何匹も道を横切る。痩せた犬なので実はチーターかと思った。犬であることは、劇中で何度か言及されるので察…
>>続きを読む