◯山田太一×笠智衆三部作③。
◯笠智衆にしては珍しく息子との関係がメインになっている。妻を演じるのは杉村春子。『東京物語』では父娘役だったのに😢
◯死にゆく息子の最期をどうしてあげるか。偽りの「…
地元のタクシー運転手が雨戸を閉めてくれたり東京の病院から抜け出す冒険の中で別のタクシー運転手が車中で迎える朝にはしゃいだりするのも泣ける。小料理屋の狭い二階での生活を語る杉村春子、死期迫る息子に「多…
>>続きを読む今の季節にぴったりなドラマだと思って鑑賞したが、実際は晩夏頃の話だった。
闘病の末に死期を迎えた50代の息子(杉浦直樹)とその父親(笠智衆)。
杉浦直樹のキャラは『岸辺のアルバム』のその後みたいで…
冬構えは突き刺さる感じだったけど、今作はじんわり沁みる感じ。
日本の秋とか、家族とか、晩年とか。
一家団欒のシーンどんな気持ちで見たらいいんだって。
でも三部作観て良かった。
うっとおしいほど樹木希…
長生きした甲斐も無く、自分の息子が 53 歳で余命 3 ヶ月の命だという。
山田太一の終焉 3 部作のラスト。
独り暮らしの父親
男を作り家を出た母親
離婚したいと願っている妻
各々事情があるが、み…
『ながらえば』では叶わなかったが、本作では病人を田舎に引き寄せることに成功する笠智衆。ほんと冒険みたいでわくわくもするんだけど、そのうまくいく感じ(悪く言えばご都合主義)が案外ドラマ的な抒情を損なっ…
>>続きを読む杉浦直樹の悲壮感の演技もなかなかだが
やはり、近代化したマンションや車に乗っている杉村春子
昔の映画で見ていたまんまの声と所作でそこにいる杉村春子や笠智衆を見ていると
思ったより時は経っていないとも…
余命わずかの息子をめぐる家族モノ。
ただただ綺麗にしすぎない様々な一面から撮られた大人な映画でした。
蓼科の澄んだ空気感まで伝わる美しい風景と日曜の朝を思わせる音楽が映画全体を良い雰囲気にしてくれ…