ちょげみ

グレイテスト・ショーマンのちょげみのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
3.7
結構有名なミュージカル映画である本作、なかなか踏ん切りがつかず見るのを先送りにしていたのだけれど、もっと早く身とけばよかなぁと後悔することになった。。
視聴後はえも言えぬ充実感と高揚感に襲われ、今もなお余韻に浸っています。


ショーマンという題材とミュージカルというジャンルが見事にマッチしてた。

ミュージカルシーンというのが息をつく間もなく連続するから、もし歌が自分の琴線に触れない場合かなりの苦行を強いられることになると思うんだけども、さすがは世間を席巻した有名作というだけあってクオリティは申し分ない。
歌とダンスは心を浮き足立たせて、観客(自分)を惹きつけてやまない魅力を併せ持っていた。


ストーリーでいうとこれもまたありがちなサクセスストーリーで、ともすれば少し薄味かな?と思わなくはなかったのだけれど、ストーリーはミュージカルという主役を引き立たせるためのパートナーとして構成したから薄味に思える、という見方もできる。

登場人物たちが直面する葛藤、苦悩、喜び、失望、嫉妬、幸福は割と長時間続くわけではなく、わりとあっさりしていたんだけど、だからこそ数多くあるミュージカルシーンが映える。
彼らの感情や心情をその都度状況にあったテイストの歌にのせて表現することで観客は飽きずに映画に没頭することができる。
これがもしも同じテイストの曲が長々と続いていたとしたら私たちはこれほど高くミュージカルシーンを評価することはなかっただろう。

ストーリーとミュージカルシーンというのはある意味補完関係にあるというか、ミュージカル映画にはミュージカル映画に適したストーリーラインというのが存在しているのだろうと思う。
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