ちょげみ

名探偵コナン ハロウィンの花嫁のちょげみのレビュー・感想・評価

3.7
スピンオフ?として人気を博している警察学校編で登場する4人をメインに据えて、そこに高木刑事を始めとする警視庁の面々を絡ませてあうことで今までのコナン映画とは一線を画する映画になっていたんじゃないかなぁと思う。

まあ見る人が見れば大歓喜間違いなしの作品である事に違いないとは思うものの、良くも悪くもキャラの魅力で魅せる映画ではあるため、コナン本編で登場するキャラ達の人間関係を把握し、かつ彼ら/彼女らに思い入れのある人じゃないと波に乗れないのでは、と思う。
(かく言う私もその一人だ。)


とは言え、キャラクター云々のあれこれを取っ払ったとしても、なかなかの見どころのある構成のある映画になっている。
それは例えば、時間と空間すらも超越する粋な演出が施されているところだったり。


本作では警察学校同期が相対した敵とコナンを始めとする主要な顔ぶれのメンバーが対決すると言う構図の映画になっている。
結果としてコナン達は犯人確保に成功するものの、かつて警察学校同期が獲得した手がかりや昔コナンにかけた一言が事件解決のキーになっていたりするなど、まさに時を超えた共闘と呼べるような、胸の熱い展開が繰り広げられていた。
また、国境を越えた共闘も本作の大きな魅力かな。
劇場版ということもあって規模も大きくなり、日本だけにとどまらずロシアの方々も参加するワールドワイドな展開となっていたんだけども、まあテレビシリーズとは一味違うかみごたえのある作品になっていたんじゃないかな。


そんなこんなで総括しますと、劇場版にふさわしい、警察学校編が好きな方にとっては珠玉の一本になるだろう作品ではないかなぁと思います。
ちょげみ

ちょげみ