boys in the back room. ****
前後編に分けて放送されたファスビンダーのTVムービー「あやつり糸の世界」(1973年、Welt am Draht:英題World o…
ヴァーチャルリアリティによる多層世界をいち早く描いた先鋭的なSFミステリー。
不条理なミステリーと頽廃的な心理劇に呑み込まれていく。
今となってはよくある設定と展開ではあるが、これを50年以上前…
50年前の作品。古典SFで、今であれば1度は目にしたストーリー展開だが、当時であれば斬新だったと思う。見ながら13Fを思い出した。うまく映像、シナリオを仕上げた良SF映画。久々の長時間映画だったが、…
>>続きを読む今後は余力があればライナー・ヴェルナー・ファスビンダーを始めとしたドイツ映画を鑑賞して紹介をしていきたいと思う。
今回の作品はご指摘があると思うが、たしかにウォシャウスキーの「マトリックス」やノー…
以前にも一本観ていたが「これがライナー・ヴェルナー・ファスビンダー作品だ」と認識して観る初めての作品は、ゴダールの「アルファヴィル」やトリュフォーの「華氏451」を想起させるようなレトロ感満載の近未…
>>続きを読む1973年に制作されたテレビ映画だそうで、二部構成になっていて3時間半という長さ。1部は若干退屈でしたが2部の謎解きは鳥肌でした。レトロで鏡を多用した不思議な映像や、不穏さを助長する音の使い方も印象…
>>続きを読むめっちゃ昔のモノラル作品だけど結構ちゃんとメタバースというかマルチバースで、
カメラワークとか美術がすごい凝ってて、3時間半あったけどまあ良かったような気がする
このくらいの時代の技術でここまでの展…
このレビューはネタバレを含みます
非常に好みでした。
ラストに上層現実に出られてハッピーエンド! というように見せかけて、実は自分達がアインシュタインにしたように、いつでも消去可能な存在であることに変わりなく、世界全体が上層世界に…
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