不可解に行方をくらます人物たちの不可視の影を追って辿り着くは目を背けたくなる世界の真実。極限までニヒリストな映画。
初ファスビンダー監督。『マトリックス』ですら前衛的で革新的だっちゅうのにその25…
ファスビンダーが撮った唯一のSF。現実とヴァーチャルの入れ子構造の世界。彼の鏡を使った空間演出とSFの相性の良さったらない。当時の最先端の機材を使った電子音楽も格好良すぎる。全ての画面がキマりすぎて…
>>続きを読む我々がいるこの宇宙は様々な法則に従って存在しているが、そのどれか一つが少しでも変化すると、今のこのような形にはならない。
人類にとって、あまりにも都合が良すぎるのだ。
誰かが組んだプログラムだと言わ…
これがテレビ映画として作られたとはにわかに信じがたい、引き締まった画面。いや、当時のテレビ資本だからこそ作れたのかもしれない
ファスビンダーはこれで3作目、これまで観た2作はメロドラマ期の作品だっ…
めっっっちゃ好き!!!
極度に観念的すぎて、
好き嫌いは間違いなく分かれると思うんだけど、
刺さる人には刺さる。
ぼくには刺さりすぎて、3時間半すら短く感じたわ。
人間っていうのは、
いま認…
特に後半は展開に終始してしまっているようで、少し残念でしたが、鏡をふんだんに使うことで、皆世界に囚われているように見せる演出が素晴らしかったです。また、シミュラクロンや、現実世界に入っていった先にあ…
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>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
おそらく普遍的なテーマだとは思うが、70年代の映像なのが、今見ると魅力的。最後は、え、そこで終わるの? と意外だった。もう少し先まで描いてほしかったが、これも悪くないと思う。
あと、初代の警備主任が…
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