以前にも一本観ていたが「これがライナー・ヴェルナー・ファスビンダー作品だ」と認識して観る初めての作品は、ゴダールの「アルファヴィル」やトリュフォーの「華氏451」を想起させるようなレトロ感満載の近未…
>>続きを読む2022年にこれを見て、果たして映画として面白いかどうか。
個人的には特別には感じなかった。
撮り方・部屋や景観の造り・音。
これらの工夫で仮想空間・現実世界・高次の世界の区別をしている点はあっぱ…
理解できたかと訊かれたらイヤさっぱりとしか答えられないんだけど、とにもかくにも、バーチャル・リアリティが人間社会に影響を及ぼし兼ねない存在なのだと警告する一作なのでは、と。まァ、人工知能(AI)とい…
>>続きを読む 2022年6月26日に鑑賞。
3時間半のあいだほとんど抑揚がなく物語が進行していくので、なかなかの忍耐を要する映画。ファスビンダーの作品を鑑賞するのは『マリア・ブラウンの結婚』以来2作品目。
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『あやつり糸の世界』('73西独)観た。長い、むずかしい、
未来シュミレーション研究所の博士の実験で仮面ライダーの被り物みたいな機械でバーチャル世界に行くんだけど、現実世界でも突然人が消えたりしてそ…
「あやつり糸の世界」
冒頭、サイバネティック未来予測研究所。スーパーコンピューターが教授によって開発された。技術、シミュレーションモデル、政治、経済、社会、失踪、記憶、任命、死、人工的世界、電子空…
撮影がいいから最低限見ていられるっちゃあ見ていられるんだけど、様々な角度からの構図へのこだわりが過剰で、どうもこれ見よがしに映ってしまうなあ。
頻繁に目にする顔へのズームインには辟易させられるし、…
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