そういうラストを期待していた訳ではないのに、至極不自然な感じで男女の「絆」や「結びつき」が描かれる。佐藤泰志の原作小説は前から読んでいたが、これでは大いに不満が残りそう。原作者の佐藤泰志に失礼。
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あることを理由に仕事を辞めだらだらと毎日を過ごす佐藤は、パチ屋で出会った拓児と出会いその姉千夏と恋に落ちる。そしてその思いはこの一家の家庭環境やそれを取り巻く人間関係を知ることでより強くなっていく。…
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作品であっても、あまりに救いのない悲惨な環境を見ると、ここに行政がかかわるとしたら何ができるか?という視点が入り込んでしまう。それがないからこそ、この物語は成立しているので考える意味もないのであろう…
>>続きを読むGW後半幕開けに相応しい、重く、喉奥が締まる作品だった。
全員、目が、その人生の色と光をしてた。諦めとそういうのが全部詰まってて、
拓児さえも、目が表面はキラキラしてるのに奥ではもう自分なんてなんも…
『明暗』
やめた。やめた。やめた。
衝動的に口に咥えたタバコを指に挟んで太陽の陽光にかざしてみた。
所詮、俺はわからない。
だって自分の身体の使用法、そのものがわからないんだ。
なんのために生まれ…
©2014 佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会