さしみ

インターステラーのさしみのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.5
“interstellar”
星と星の間、恒星間

クリストファー・ノーラン監督によるSFドラマ。地球の環境悪化により作物の育成・収穫が厳しくなった近未来が舞台。
1930年代にアメリカで実際に起きた砂嵐(ダストボウル)がモデルになっているそうです。

“救うのではない。地球から去るのだ”
元パイロットでトウモロコシ農家のクーパー(マシュー・マコノヒー)が運命的に導かれた『ラザロ計画』の一員として宇宙に旅立つ壮大なストーリー。
人類は地球をあきらめ新たな星を調査中。
そしてクーパーが辿り着いた『本当のラザロ計画』の真実と家族愛(特に娘に対して)はいかに。

物語序盤、娘マーフの部屋の本棚から勝手に本が落下するくだりはSFというよりオカルト⁈と思いましたがのちに感動的に回収されます。
難解とは言われがちですがノーラン監督が伝えたかった人類の可能性、普遍的な家族愛がかなりストレートに響きました。
クーパーもマーフもどれだけ年月が経とうとお互いを信じ合っていたのが素晴らしいです🥲
幼きマーフがすでに頭が良くてクーパーも「俺の娘だ」という所がとても好きでした。
当時映画館で観ていたら映像美をもっと満喫出来た事でしょう。


後で知りましたが、クーパーが経営していた広大なトウモロコシ畑はCGではなく実際に撮影の為にカナダで種から植えて育てたというエピソードに驚きました。
いや〜スケールの大きさ!
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