原作はカミュの未完の遺作。カミュについての映画をこれまで2作観た限りでは、カミュの人間性と志向が全く合わなくて、身近にいたら天敵になりそうと思っていたほどでした。本作も最初から批判めいた先入観で観始…
>>続きを読むフランス領アルジェリア出身のアルベール・カミュが綴る自伝的作品。抗争の続く祖国アルジェリアを訪れたフランスの作家が自らの半生を振り返る。2つの民族が共存する社会の現実に直面しながら、生まれ育った祖国…
>>続きを読む重厚な作品、植民地だった頃のアルジェリアで貧しく育ったカミュの回想録、異なる民族の共存、自由を願う、母への愛
カミュの遺作の自伝的小説『最初の人間』を映画化
社会背景:1830年にフランスの侵略…
日本人には理解し難いヨーロッパとアジア、オリエントの融合した世界。
地政学的にも、歴史にも様々な事があるからこそできる作品。
なんて様々なテーマが含まれている事。
深い!
そして、身近な視点で描いて…
仏領アルジェリアの極貧家庭で育った仏国少年の母国アイデンティティの苦悩を下地に、人間の正義と行動規範が、ときに人を崇高に、ときに残虐に遇する様が描かれる。そしてこれを二文化間の醜い紛争が包み込むア…
>>続きを読む「一度モロッコの山の頂で散り散りになった雲はアルジェリアの高原地方で再び群れを作り今やチュニジアとの国境に近づくとチレニア海の方に抜けてそこで姿を消そうとしていた…」
アルジェリアはフランスではな…
アルベール・カミュの自伝的遺作を映画化した一作。フランスの支配下にあるアルジェリアを舞台に、作家であるコルムリの過去と現在を交錯させて自由と平等を描いている。
貧しいながらも幸せな子供時代。対する現…