このレビューはネタバレを含みます
小説で言うところの余白、そしてシーンごとの余韻がたっぷりとあるアメリカ的ではないアメリカ映画だった。
誰もが憧れる自由の国というアメリカのイメージを覆すような退廃的な作品でもあり、でもどこかユーモラ…
とにかくドラマチックでなくて、何も起こらず、結末がない映画である。一見、虚無的に思えるけれども、出てくる人物たちはみんな愛おしい。そして、本当にかっこいい! なぜなのだろう。
ジム・シャームッシ…
観てよかった。何も頑張らなくてもここに居ていいと言われてるような感覚。
話が似てる『都会のアリス』観た時はよく分からなくて、ダラっとした映画だなあくらいの感想しか持てなかったけどこれはよく分かった。…
モノクロの絵本のページをめくるように魅入る映画。
結局エヴァと一緒にいたいウィリーとエディ可愛い(笑)
ホットドッグ屋のエヴァも。
「ワニを窒息させる」
競走馬の名前、小津作品なのも。
さえ…
「ウィリー…悪い予感がしたよ。ブダペストで何をするんだ?」
このオフビート感がたまらねぇ。ストーリーはほぼ無いも同然というか。そこまで重要じゃないんですが、なんでこんなにも見入ってしまうのだろうか…
とにかくエヴァが魅力的。
結局エヴァと一緒に居たいウィリーとエディーが愛おしい!
ほとんど何も起こらないオフビート感の中に、少しのユーモアが癖になる映画。
(映画館のシーン、モーテルのベッドを取り合…
前作パーマネントバケーションと同じく、主人公らは「あそこは素敵な場所だ。」と言って居場所を転々とする。どこに行っても同じだと薄々気づいているのに。
始まり方と終わり方が秀逸。
おばあさんがベスト…
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