1951年に山口県で起きた殺人冤罪事件が素材
2つの特徴があるようだ
①裁判は地裁から第三次最高裁まで、4人の被告人に対して、7回の判決で有罪→無罪→有罪→無罪と事実認定が変遷
起訴から判決確定…
この映画で扱われている八海事件は判決が二転三転したようで、最終的に最高裁で4人の無罪が確定したのは1968年のことである。この映画が製作された1956年当時4人はまだ有罪で、主犯とされた阿藤(映画内…
>>続きを読む生誕100年・追悼特集 橋本忍映画祭にて
いわゆる社会派の今井正作品は食わず嫌いを続けていたが、今回は上映後春日太一氏のトークが付いているということで鑑賞
基本、冤罪告発映画なので確かに社会派で…
劇中でも思わず被告人や傍聴者が噴き出してしまうように、笑っちゃうくらい出鱈目な警察や検察のやり口を、元になった実際の事件の最高裁判決が下る前に告発している凄まじい映画。二本立てのもう一本だった『帝銀…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
殺人事件が起こる。単独犯だが、大胆でとても一人で行ったようには見えない。拷問で「共犯者がいる」と嘘の自白をさせられたことにより、友人4人の前科者が逮捕されてしまう。
犯人視点や検証視点で、事件状況…
あなたは無実の罪で突然で逮捕されたらどうしますか?。カフカの不条理劇「審判」のように不条理な現実。ダーク橋本忍全開の作品。「母なる証明」の反転版といった内容。それにしても今の日本は物騒で、昔は良か…
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