10月25日、イタリア文化会館にて、アヴァーティ監督の最新作『ダンテ』公開記念のイベントで鑑賞。監督は85歳という高齢ながら、上映前のトークはなかなか含蓄あるものだった。映画の時代設定は第二次世界大…
>>続きを読む【何かが足りない】
第二次世界大戦の少し前から、大戦をへて戦後に至るまでの、イタリアの家族物語です。
全編がセピア色のカラーで綴られていて、日本人でもむかしを懐かしむような気持ちを充足させてもら…
うわあ、キッ……ツい話だった…。
なんかこんな邦題だし、ちょっと不器用な家族の心温まる物語…みたいなのだと思ったらめちゃくちゃきつい家族の苦悩だった…。
なにが「人生は寄り道ばかり」だよ〜。イバラ道…
作中、時代背景を軸に「家庭全てが狂い始めるが一周廻ると正常に戻ってしまう」という裏々を描写する構図やシーン、サスペンスやミステリーを越えた家族モノとなっている。
「病深い家族話」の見立てをラスト寸…
【第65回ヴェネツィア映画祭 男優賞】
監督はジャッロ映画で頭角を現したベテランのようだ。『息子の部屋』や今イタリア映画祭で配信されている『内なる檻』のベテラン俳優シルヴィオ・オルランドが男優賞を受…
WW2真っ最中のイタリア・ボローニャに住む、心を病んだ娘を持つ家族のドラマ。
心が病むといっても殺人方面の笑えないヤツ。
そんな娘を決して見放さない父親と、ちょっと距離を置いてる母親と、癲狂院に入っ…
[あらすじ]
第二次世界大戦へと突き進むイタリア・ボローニャ。
美術教師のミケーレは,妻・デリアと娘のジョアンナの三人でつつましく生活していた。
奥手で地味なジョアンナは,美人で社交的な友人のマル…
このレビューはネタバレを含みます
もうなくなってしまった三軒茶屋中央劇場で見た。
喜怒哀楽がはっきりと、それぞれに表現されている映画。
戦時中のイタリアを描いていて、タイトルから、家族愛を全面に押し出した映画かなと思いきや、予想外…
痛々しい娘と彼女を溺愛する父。
初見から冷たく距離のある母。
初見からアンバランスな、だからこそあまりにリアルな家族像。
共感できないはずなのに、酷く心に残る台詞たちを持つ映画。
もう一度観れる気力…