ふみあき

スワロウテイルのふみあきのネタバレレビュー・内容・結末

スワロウテイル(1996年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

思ったよりエグい話じゃなくて良かった。円盗の大人たちとトラックから札束を拾うシーンが印象的だったけど、多分アレは最後火葬する時に札束を燃やすところ、もっと言うと札束を拾い集めるために地を這うっていう視点と、ランの発砲→空に舞い上がる札束っていうのはアゲハが金に縛られず、上を向いて生きていく(トラックで移動⇔車中で火葬も地に足付けてという風に取れるかも)っていう成長を感じられてる良かった。そういう意味では物語(≒アゲハの成長)の起点(≒幼虫で始まり)と終点(成虫に育つ)が葬儀になっていて、リョウ・リャンキにマイウェイを返したところも、自分の道を見つけたのでアゲハには必要無いという意味かもしれない。医者彫師の言ってた人格を変えるっていうのもアゲハの成長を暗示しているんだろうなと思った。全体的に演出が綺麗で美しいなと思った。チャラも最高にクールで可愛かった。
ふみあき

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