はづかしい恋心、
不思議な、瑞々しさに満ちた映画。
ヒロインの感情の動きはまるで少女のようで理解できなくはないのだけれど、不思議。
真面目にこのようなことに悩める感受性が羨ましくもあり、あほら…
キアラ・マストロヤンニが受ける男たちからの静かな視線にカットバックする彼女の視線によって、傷つけられながらも惹き付けられる男たちとの関係は決して対等なものにならず、その不均衡な愛の関係は内に秘められ…
>>続きを読む若き無垢な娘に執心の男
母親は医師の男を宛がい、そのまま結婚
有名な歌手の男に恋焦がれるもそれは内に秘め、その事に気付きつつも母親は永遠の眠りにつく。
歌手→(←)妻(→)←夫
私を愛してくれる夫を…
ラファイエット夫人による17世紀の古典恋愛小説『クレーヴの奥方』を現代のフランスのパリに置き換えて映画化。
マノエル・デ・オリヴェイラ監督らしい静かな淡々としたストーリーの流れで、フランスのパリの…
そのまま終わってもやんごとなく上質な作品をラストでぐりんと捻ってくるこの監督にはもう惚れた
そして見てて不安になるくらい美しいレオノール・シルヴェイラという女優この監督の作品以外ほとんど出てないの?…
サングラスをかけた男から視線を感じて好きになるっていう無茶苦茶な話(古典らしいけど未読)を演出でアリにしちゃうのはすげー。
葬式で彼が彼女の前に現れて「お悔やみを」って言うところとか、突然画面の中…
振り向き、眼差しの邂逅を通過するだけで、なぜここまでいいと思えるのか、畢竟、それが演出における実感であり、デクパージュもそうだが、眼差しを捉えたということがそのカットのOKの基準でしかない。そしてま…
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