あまり乗り気ではない結婚をした後、(実在のアブルニョーザなる)中年ミュージシャンに恋した美しい人妻が周りの男を不幸にしながら自らも葛藤する。確かに古典的な感じはあるけど、オリヴェイラの演出もなかなか…
>>続きを読む大学のフランス文学概論Bの『クレーヴの奥方』の授業内で鑑賞。
クレーヴ大公夫人の母が病気で伏せており、歌手の人が見舞いに来る。母は夫人の心を見透かしている。母が亡くなると夫人は知り合いの修道女にそ…
静謐で美しい映画だと思う。少し言葉に頼りすぎかとも思うが、その言葉選びに人柄をよく投影させているし、シンプルな脚本をここまで力強く撮れているのであれば文句はない。脚本の終盤は少し突飛な印象も受けるが…
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