序盤、POVと見せかけて俯瞰だった(途中で一人称が現れる)ショットが多い。今回は特に、二人称がカメラ目線をすることにより、単純に幻想的になるだけでなくて何か別の非現実感が付与されているように感じる。…
>>続きを読む80年代初頭連帯下のポーランドを舞台に、列車に乗り込もうとするシーンを分岐として、主人公が3つの人生を送るパラレルオムニバス映画。
息子が医者になることを欲していた父が亡くなり、休学してワルシャワ…
自分の生きているこの世界が、場合分けしたうちの1つの脚本だと思うとなんとも言えない。
最終問題だけ100ポイントです、という終わりも、間違えれば失格です、という終わり方もあまり良いものじゃないな。
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もしもあの時、あの選択が違っていたら、、という運命の分かれ道を3パターン順に描いたユニークな作品。
電車に乗れたかどうかで主人公の運命は違う方向へと転がっていきます。その主たる違いは政治的立場である…
当時の政治的背景にあまり詳しくないので、難しい部分はあるけれど、それでも良い作品だった。運命ではなく、偶然。自らの選択ではなく、偶然が皮肉にも重なり、人生が導かれていくというのは不思議なもの。ラスト…
>>続きを読む偶然…か。
政治的で哲学的で宗教的でちと難解ですが、それを交えて人間が逃れることのできない普遍的なものを、「偶然」をキーワードにして描いているんだな、と。
当時のポーランドの政治情勢を知っていた…
昨日観た最後の映画。自分のどこかの感情の海に潜って、頭を出すのも一苦労な状態で疲れていたけれど、やっぱりキェシロフスキが好きだなと思う。特にキェシロフスキは、最近の作品になるごとに私をより深いところ…
>>続きを読むずっと観たかったけど観る機会がなかった作品。「ラン・ローラ・ラン」もこの映画にインスパイアされたはず。ちょっとした偶然で、体制派か、反体制派か、中立かに分かれる。人生が偶然の積み重ねで成り立ってるこ…
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