東京の女に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「東京の女」に投稿された感想・評価

うにゃ

うにゃの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

姉ちか子と2人暮らしの学生良一。
姉は昼はタイピスト、夜はどこかの教授の翻訳作業の手伝いをしている。
という話だったが、実は「タイピスト退勤後は、酒場で働き売春をしている」と恋人の春江から聞かされる…

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西東京

西東京の感想・評価

3.8
『東京物語』じゃなくて『東京暮色』の「東京」。人が冷たくて救いがない。ミニマムな男女ペアの人物設定で、丸みがある田中絹代とシュッとした岡田嘉子の対比。東京の女は岡田嘉子で田中絹代は東京の女じゃない。

 その時代の節操加減が問題なんだろうけど、「堕ちる」とかなんなんでしょうね。お金が無いのに背伸びした生活をしなければならない風習も良く無いし、風俗(?)が嫌な事だったら、美人なんだし金持ち旦那さん見…

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shino

shinoの感想・評価

3.5

WOWOWで観賞。

1933年制作のサイレント映画。
小津安二郎監督が1時間にも満たない間に何をどうように表現するのかと思いながら見ていた。
何という展開!
今と違いすぎる観念に驚くばかり。

濃…

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小津作品でも短編ともいえないかもしれないが46分と見やすい。しかし濃厚な一瞬を味わえる。
この時代での光と影とかまだまだ粗削りだと思う反面、演出や演技の、一瞬の間のとり方が天才的で、しっかりと喜怒哀…

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Ricola

Ricolaの感想・評価

3.8

2023年12月12日は、小津安二郎の生誕120年目であり没後60年目という記念すべき日なので、やはり小津作品を観たくなった。
家族について描いた作品であるが、決してほのぼのとしたホームドラマとは言…

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姉のよくない噂を聞くことになる弟のお話

「お姉さんはいかがわしい酒場女にまで身を堕としてらっしゃるんですって」
ココ

ココの感想・評価

3.7

神保町シアターにて。

サイレント映画+ピアノ生伴奏での鑑賞は初めての体験でとても贅沢なものだった。
物語に漂う不穏さや演者の揺れる感情が伴奏によって増幅されていく。生演奏で浮いてしまうかと思いきや…

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島村ちか子は昼はタイピスト、夜は大学教授の翻訳の手伝いをしながら弟良一の学費を稼いでいる。良一はちか子に貰った小遣いで恋人の木下春江と活動写真を楽しむ。ちか子の職場には警察が身上調査だとやって来てい…

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WOWOW on demand鑑賞
【小津安二郎監督特集】

名作『東京暮色』(1957)の原点

弟と2人で暮らす訳ありの姉を岡田嘉子が熱演。小津安二郎監督の初期無声映画の新音声版。「連続ドラマW…

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