レナート・ベルタの撮影に加えて有名な『嵐が丘』を比較的忠実に映画化したものということもあり、リヴェットにしてはかなり手堅く撮った劇映画という印象で、俳優の芝居の付け方にしても空間を使った演出が巧み。…
>>続きを読むエミリー・ブロンテ原作。いつか蒲田のアダルトビデオ屋で買ったVHSにて視聴。ファビエンヌ・バーブの儚げな眼差し、その無防備さにグッときてしまう。彼女がビリヤード台の上に身体を横たえるあの完璧にキマっ…
>>続きを読む「嵐が丘」
映画史上、数多くの翻訳がなされてきたエミリーブロンテの嵐が丘をリベットの長編第11作目となることになって、今回DVDで初鑑賞したが面白い。嵐が丘の前半部分の極めて忠実な映画化と言う意味…
孤立した空間での演劇 夢や幻視のシーンに加えて、豪邸の室内のショットと対比的な荒野のショットで現実と無意識下が融合されていて最高 逃れられない閉鎖空間の中で嫉妬がひたすら因果的につながっていくし、映…
>>続きを読むジャック・リヴェットのそれは室内劇という印象が強い。階級の異なる家の視覚的差異が内壁の色彩として現れていて、荒々しい自然の表象はラストまで控えている。第二部への転換/飛躍の鮮やかさ。ファビエンヌ・バ…
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