哀しみのトリスターナに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「哀しみのトリスターナ」に投稿された感想・評価

男根主義というか、身なりとか付き人で主張する誇示文化というか。70年の時点でそこを「貞淑批判」に結びつけるのは、早すぎる感性やとは思う。
ショパンの『革命』が引用されてるあたりからも、ロペのパターナリズムからの脱却と復讐を描いた作品なんだろうけど、それだけじゃ割り切れないこの映画の素晴らしさがある。特に神秘的な官能性の表現は抜群に良い。
yh

yhの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

終盤、松葉杖で廊下を延々と往復し、会合の後ろでその音が響くシーン、かなり不気味でめちゃくちゃ良かった。
いずみ

いずみの感想・評価

4.2
欲望のあいまいな対象よりも歪んだ性愛の形。
ルイス・ブニュエルは意地悪で面白い。
ドヌーヴが超超超最高。大好きになった。ラストの回想シーンは鐘の音を逆再生しているねと夫が言ってました。
伊達巻

伊達巻の感想・評価

4.8

このカトリーヌ・ドヌーヴには本当にやられてしまった。下着を放り素肌にガウンを羽織って窓を開け、庭に降りた聾唖の少年サトゥルノ君を見下ろしながらはだけるシーンでドヌーヴがみせた不気味な表情に圧倒されす…

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針

針の感想・評価

4.1

ルイス・ブニュエルを観るのがだんだん面白くなってきました。

母親が死に、身寄りのなくなった若きトリスターナは母の知人の初老の男ドン・ロペに引き取られ、彼の庇護の元で新たな生活を始める。しかし男はそ…

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Toshi

Toshiの感想・評価

4.3

カトリーヌ・ドヌーヴの表情がみるみる変わっていく。男たちがミルクを飲んでいるときに廊下を行き来しているのドヌーヴ狂気。
娘が病気になり、家に戻ってくる事が決まったことで、思わず喜びを表出してしまう親…

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monaminami

monaminamiの感想・評価

5.0

名前からして哀しい響きのトリスターナ。身体的不自由と精神的不自由が入れ替わり、変態的愛憎飛び交う男と女たち。
後半にかけてのドヌーヴ様の素晴らしさったらない。フェルナンド・レイの屈折ジジイもいい感じ…

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『昼顔』で成功した監督と女優。
独特の安定感があります。
この頃の、ドヌーヴは美くしさの絶頂💛
後半の困難があってもそれは、変わりません。
そして、物語は、最後まで謎めく。
自分の思い通りの、美しく…

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