レストランの長回しのシーンが素敵だった。
「どん底」とは一変して華やかな景色になり、レストランにおける階級のユーモラスな掛け合いとコショウを丁寧に振りかける支配人のセンスが堪らなかった。
ペペール…
ジャン・ルノワールを愛してる
ずば抜けたユーモアのセンスは賛美的
父から譲り受けた印象派の目
彼の映画撮影現場は愉快なんだろうなあ
映画にそれが滲み出ている、そこが良い。
現代でいうならウェスアンダ…
ゴーリキーによる戯曲を原作に、ジャン・ルノワールが舞台を帝政ロシアからフランスに変更して映画化。
貧民窟に集った多彩な背景を持つ人物それぞれの、貧しいけれども人生に恋に自由を謳歌する生き方を描く。
…
いいものを観た。厭世的な世界に希望を残すのがジャン・ルノワール。モノクロ映画における晴天風景の美しさに感嘆する。また、オープンセットを駆使し、屋内の窓際の会話の背景で屋外の人々を動かすショットのなん…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
『下降志向男爵の明るい虚無思想と立ち居振る舞いがなにしろかっこいい』
そこから抜け出るには、一発当てるか死ぬかのどちらかしかない、社会の底辺層が集まるどん底の木賃宿が本作の舞台。登場人物た…
ジャン・ルノワールの観る
ロシア戯曲家ゴーリキー作
その日暮らしの木賃宿で暮らす
人達と新入りのギャンブルで身を
滅ぼした男爵
黒澤明版は救いのない文字通り
どん底だった記憶です
ルノワール版は…
めちゃくちゃ好きな作品だ!
ジャンルノワールがゴーリキーの戯曲をフランスを舞台に映画化。
本当に素晴らしい。
貧しい木賃宿で暮らす人々の物語。特に泥棒ペペルと落ちぶれた男爵に焦点を置き、物語に…