ほしふねさんの映画レビュー・感想・評価

ほしふね

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.0

猿の惑星とゴリラの帝国で迷って人間の言葉喋らない方がいいなと思ってこっちにしたけど、普通に女の子と会話してたし、猿の惑星くらい猿出てきた。特に面白いとかはなかった。

ビッグ・トレイル(1930年製作の映画)

4.3

自分が大規模幌馬車隊西部入植が好きだから面白いのか映画として面白いのかもはや分からなくなってくるけどとにかく超面白い。冒頭の蒸気船のデカさから何もかも今まで見たことないスケールで衝撃的。やっと目的地に>>続きを読む

ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

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過去の映像も音(音楽)も奪われていたことに2回目にして初めて気づき、映画館で観たのもあってホームのシーンで最初より格段に感動したし、その後の逃走銃撃戦シーンもめちゃカッコよくてびっくりした。リチャード>>続きを読む

男の魂(1935年製作の映画)

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イーストリバートンネルをブルックリン側とニューヨーク側から掘るウォルシュ映画ってだけで個人的な好みど真ん中すぎる(ただの地下トンネルではなく水底トンネルなうえに、イーストリバートンネルなのが分かり手す>>続きを読む

青春(2023年製作の映画)

4.1

女の人が自分に片想いしてる相手の耳をつねってから部屋を出ていくロングショットと編集が卓抜だった。さっきまであんなに生き生きと画面に映ってた人たちがドアの向こうに行った途端誰もいなくなる寂しさが全体的に>>続きを読む

大雷雨(1941年製作の映画)

4.4

面白すぎ。「ウォルシュが撮った電力会社の電線修理工映画」で想像するよりさらに数段階面白い。マレーネ・ディートリッヒの表情がもう普通じゃない。

パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

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ナタリー・リシャールの躍動する身体の映画の豊かさへの寄与度がすごい。マリアンヌ・ドニクールのミュージカルシーンも古典的な切り返しで妙に感動する。ナタリー・リシャールがバイクで配達の仕事してるシーンだけ>>続きを読む

エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)

4.3

キャロリーヌがドレスの入ってたビニール袋を丸めて畳むところとか、生活の中の身振り一つひとつが映画の豊かさを一段階ずつ上げてる感じがあった。というか若い夫婦が狭いアパートで同棲してるだけの序盤のシーンの>>続きを読む

童年往事 時の流れ(1985年製作の映画)

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タイトルでほんわかノスタルジー系かと思ってたら、めちゃカッケェ系映画だった。侯孝賢の映画で一番エドワード・ヤンに近い気がする。姉が傘さしながらお風呂のお湯を入れるショットに震えた。

ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

4.4

過去の話をし始めたときに言葉が途切れる間の顔に経験というか記憶の厚みがそのまま現れてて悉く凄かった。長崎団地の長の失恋話も泣けるし、寂しくて言葉が出てこなくなるおじさんのシーンとか泣かざるを得ない。カ>>続きを読む

花つみ日記(1939年製作の映画)

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後ろ姿のショットが多くて、顔が映っても遠くてよく見えなくてなんか怖いと思ってると、ふと真正面から人物を写したときの禍々しさがすごい、というか全体的に死の気配が漂ってた。ケーブルカーの逆光のショットがか>>続きを読む

阿片戦争(1942年製作の映画)

4.3

めちゃ面白い。第一級の娯楽映画。中国の街と砂漠(沼津に作ったらしいオープンセットがデカすぎ)で時代劇と西部劇やってる感じになってた。原節子が微笑みながら後ずさりするショットでマキノの魔法が起きてた。高>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

住民に話を聞く会からグッと面白くなって、誰かが喋ってる間にカットが変わるたびに引き込まれた。終盤も白い煙の反復を含めて映画が着実に盛り上がっていくのが娯楽映画のスピリットを感じた。薪がスパッと割れて「>>続きを読む

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)

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何も変えてはならない、すべてを変えるために、だった。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ショットの持続と編集の感じがクラシックに良かった。土曜の夜に家から抜け出してライブに行って帰ってきてから母親に怒られるシーンがあったりしないのも良い。というか幸福なシーンが純粋に幸福な感じで全部良かっ>>続きを読む

Oasis(2022年製作の映画)

4.1

プッチンプリンの味がする!からGoogleマップのショットに繋がって首都高が古川の上を走ってる話をし始めるところがかなりツボだったし、大川景子がトークショーでGoogleマップで首都高を拡大していった>>続きを読む

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

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マリサ・トメイがタグボートの船長役で出てくるのと、アン・ハサウェイが絶叫するところのお菓子が怖い男の子の話が良かった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

物語だけじゃなくシーンの中でもショットの順番がめちゃくちゃだったり、シーンの最初のショットだけIMAXでそれ以降は普通のショットになるみたいな余計なことをずっとしてた分、トリニティ実験のシーンのアツさ>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

コロンビア映画100周年のロゴが出てマンハッタンのカーチェイスで始まるところはアメリカ映画って面白い!って言いながら泣きそうになったけど、それ以降は星1.0だった。とりあえずオリジナルのメンバーが普通>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.0

ご都合主義とは違う辻褄合わせ感(1つのアイデアによって生じた歪みを上手く解決する別のアイデアを思いついて、脚本書きながらそれが連鎖する感じ)がすごい目立ってた。サム・ロックウェルも全然魅力が出てなかっ>>続きを読む

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.5

良すぎ。サミー・フレイがすでに過去を背負ってる顔してる。サラ・ベルナールがキスする瞬間にカットが変わるところが凄い。その他も全部凄い。豊かすぎ。

大阪の宿(1954年製作の映画)

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乙羽信子と佐野周二が夜の川沿いを歩くところが良すぎ。「君と僕とは住む世界が違うんだ」史上一番良かった。飲み会の最中に乙羽信子が出て行ったのを心配して川崎弘子がついて来てくれて、タバコに火をつけるところ>>続きを読む

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

4.0

屋根の上に座る奥平大兼の背中のショットが良いのと、電話先の花瀬琴音のショットに吹く風が良かった。

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