市川準としては、まだそこまで洗練されてない感じがする。
たとえば中途半端にカット割って寄るのはあんまり良くないなぁと。なんか、普通に陥ってしまってるというか。別に寄んなくても伝わるのにって。撮影全…
丁寧に丁寧に描かれてた。
特別な出来事なんて何も描かれずに、ただの日々が描かれた映画。
リアルで嘘がない映画。
妹が大人になっていく過程、そこをゆっくり受け止めていく兄
ラストのシーンも考えさせ…
小津のことよく知らないけれど小津っぽいと何故か思った。
豆腐と妹を合わせるのは正直グロテスクに感じるけど、それは2022年の私だから仕方ないのかもしれない。
映像、撮り方は凄く良い。
お話はやっぱり…
七度目 現像された写真に粟田麗が写っていることはなく、残されたのは街という海、光という工場団地、人、人々、粟田麗以外の人
五度目 ツァイ・ミンリャンの煙草をタイム感と言うならば、ホウ・シャオ…
豆腐=生娘という概念。鍋を持って豆腐を買いに行ったり、隣のおばちゃんが「お醤油貸して」って現れたりするの、さすがに昭和へのしがみつきが過ぎる。かと思えば、カメラの現像の店に勤めているという設定が非常…
>>続きを読む本当に何も起こらない、一瞬ゆらぎのようなものがあるだけの日々。商店街で買い物をする庶民、静かな明かりが灯る街。
演出的にはいつもの市川準スタイルで染みるなぁ〜と思いつつも、兄の妹に対する態度が酷す…
大きな感動もなければ、大きな絶望もなく、笑うことがなければ、泣くこともない。ただ、観終わった後に、少しだけ優しくて、ほろ切ない気分になる。そんな曖昧な、ほわほわとした感覚にさせてくれる。心の温度がほ…
>>続きを読む