スペードの女王の作品情報・感想・評価・動画配信

『スペードの女王』に投稿された感想・評価

半兵衛

半兵衛の感想・評価

4.0

必ず勝てるカードの秘密を知った男がそれを手に入れるためありとあらゆる奸計を尽くしていくという怪奇ドラマと野心家の破滅ドラマを両立して描いた秀作。舞台となる19世紀ロシアの少し退廃的な雰囲気をそこはか…

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デニロ

デニロの感想・評価

3.0

1948年製作。原作アレクサンドル・プーシュキン。脚色ロドニー・アクランド 、アーサー・ボイス。監督ソロルド・ディッキンソン。

若き日の伯爵夫人は若い男としたい放題。朝な夕な寝室に男を引き入れ、仰…

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ナチュラルに逝くところからの老婆の顔圧に仰け反る。怪奇譚たらしめているそれらの描写に納得の一本。調度品の美しさとのコントラスト
茅野

茅野の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『スペードの女王』と聞いて、事前情報無しで、映画祭にて。英語音声作品。

ジャンルが「サスペンスホラー」になっていて笑った。まあそうなのかも。
白黒映画なのがまたいい味を出していた。原作を知らなくて…

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シネマQ

シネマQの感想・評価

4.0
ズルッズルッと引きずるドレスの音。
殺しの後、まずベルの音が聞こえて馬車が来るように音が先行して現れる、というように音が怖い映画。
繰り返される、3…7…エース…の声。

悪魔と契約して、違反して、ケルベロスに追われる みたいなSupernaturalちっくな話かと思っていたら違いました。

なかなか秘技は得られないし、トランプやらないから待ちくたびれて寝てしまいま…

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K

Kの感想・評価

3.4

プーシキンの短編小説の映画化で、19世紀初頭のロシアを舞台にカードゲームの勝利に取りつかれた貧乏軍人の末路を描く。

野望のため、カードゲームで一発かまそうとするその考えがまず浅はかすぎるだろ!と思…

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たく

たくの感想・評価

3.6

プーシキンの短編小説の映画化で、19世紀初頭のロシアを舞台にカードゲームの勝利に取りつかれた貧乏軍人の末路を描く。「赤い靴」に出演してたアントン・ウォルブルックが、堅実な男が欲望に狂っていく姿を見事…

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324

324の感想・評価

3.7
恋の蜘蛛の巣、取り憑かれる熱、伝説の3枚の勝ち札。ひらひらと開く秘密の本棚。恋愛ドラマ成分が割り合い多い。

ロマン派詩人プーシキンがわずか50頁の原作短編の中に織り込んだ、正気と狂気の境界線はどこにあったのだろう。『罪と罰』のラスコリーニコフの原型ともいわれる主人公ゲルマン(アントン・ウォールブルック)。…

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