仮面の大使

名探偵コナン 天国へのカウントダウンの仮面の大使のレビュー・感想・評価

3.9
 少年探偵団大奮闘映画。

 コナン達少年探偵団はキャンプの帰り道に西多摩市にオープンするツインタワーに立ち寄った。毛利小五郎のゼミの後輩がオーナーという関係で中に入れてもらえたコナン達だったが、その近くで黒の組織のジンの車を発見する。そして灰原は夜中誰かに電話を掛けていた。ジンの動きと灰原の電話には何か関係があるのか。そして黒の組織の狙いは何なのか・・・。

 少年探偵団の活躍と探偵団内の秘めたる思いが見れる珍しい作品。孤独を抱える灰原に寄り添う姿や、光彦や歩美が恋心について真剣に悩む姿、元太や光彦が灰原を助ける姿、歩美がコナン君といることである才能を発揮する姿。そのどれもが心に残る。正直、少年探偵団は作品によっては邪魔だなぁと感じることもあるんだけど、今作はその逆で少年探偵団なしでこの作品は語れない。灰原さんが少年探偵団たちに心を開くのも分かるなぁ。

 初期の作品だからか、黒の組織がまだ得体の知れない存在って感じがして怖い。ジンの兄貴も今より強キャラ感がある。ただウォッカはいつも通りジンの舎弟って感じ。

 蘭の決死ジャンプや車での大ジャンプなど見所も多く、面白い作品でした。
仮面の大使

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