仮面の大使

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼の仮面の大使のレビュー・感想・評価

3.6
 伝説の始まりを告げる映画。

 高校生探偵・工藤新一のもとに建築家・森屋帝二が開くパーティの招待状が届いた。コナンは蘭と毛利探偵を誘い、そのパーティに出席する。数日後、プラスチック爆弾用の特殊火薬が大量に盗まれる事件が発生し、その犯人から工藤新一に予告電話が来る。一体どこに爆弾を仕掛けたのか。コナンは事件を解けるのか・・・。

 つい先日、シリーズ観客動員数が累計1億人を突破した日本を代表するアニメ映画『名探偵コナン』の記念すべき第一作。

 第一作だけあって、推理メインで進み、派手な爆発やアクションはあまりなかった。近年のアクションコナンの方からコナン映画に入った身としては少し地味な印象を受ける。

 ただ、アクションがない代わりに推理は見応えがあるし、もう一本のコナンを支える柱であるラブコメ要素も充実している。特にラストの毛利蘭があの色の線を切らなかった理由にキュンときてしまった。この時点でお互い両思いの感じなのに、ここから付き合うまでに長い年月かかってしまったなぁ。

 あと、その動機でそこまでやるか要素だったり、車の運転手や歩行者からするとはた迷惑なコナンのスケボー要素だったりと、コナン映画あるあるが一作目からしっかり出ているのにはビックリした。
仮面の大使

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