「第七の封印」は頭で作ったが、この映画は心で作った――ベルイマン
監督デビュー5年目(33歳)の初期作で、自らの映画スタイルを確立しはじめた作品。自身が17歳の時に書いた小説の映画化。ゴダール監督…
このレビューはネタバレを含みます
どのシーンも美しい...!
前半の13年前の回想シーンが好きすぎる。マリーとヘンリックの短い夏の恋が尊い...
黒のシンプルな水着や、煌めく夏の海が、人間・自然そのものの美しさを引き立てている感じ…
振り幅の凄い作品。
前半は男女のキラキラした恋愛模様が描かれ、生きる事の喜びだとか人生って素晴らしいというメッセージに溢れている。
主人公の描いた単なる落書きでさえも思わず躍動してしまうほどに。
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どこをとっても美しくてずっと見惚れてしまった。見る人によっては唯のバカップルの話に思えるのかもしれないけど、私にとってはひとつひとつの二人のシーンが涙が出るほど美しくてロマンチックだと思ってしまう。…
>>続きを読む おもひでの夏を感傷的に回顧するメロドラマっぽい出だしから、審美的なショットを紡いで、ひとりのバレリーナの素顔を描出した傑作。
回想シーンの驚くほどの瑞々しさは、さすがベルイマンだけあって抜群に素…
逐一ショットの素晴らしさを書くのが野暮に思えるくらい、死んだカットがなく、テンポも自在で淀みがない。ベルイマンがアニメを使うことに軽く驚いた。島でのバカンス、都市でのバレエカンパニーと、プロットの空…
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