このレビューはネタバレを含みます
途中から入場してしまったので、前半のやりとりを知らずに観ていたのだが、果歩が智也をどうしても好きでいる一方で、岡部尚は果歩に惹かれている。
5人の男女の行動も性格もバラバラで見ていて面白かった。最後…
これが卒制とは恐るべし。
同級生とその周囲の人々の恋や不倫の話がメインで、時々何を見せられてるのだ?と思う言葉の応酬なのだけど、緊張感があり目が離せない。セリフのひとつひとつに吸引力がある。これが卒…
濱口監督の作り方は昔から変わっていないのだとよくわかった。唐突に挿入される違和感(教室のシーン)と長回し。画作りもそう。これはもう何十回も見てるせいだろうけど、『寝ても覚めても』を想起させる部分が私…
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濱口さんがずっと対話と他者理解の不可能性をテーマにしてきたことがよくわかった。
この作品は特にコミュニケーションと暴力(非コミュニケーション)の対立が軸のように見えた。
カホの教室の暴力論が貴子へ…
入り組んだ会話で一旦は作り上げられた積み木が暴力的なシャワーで一瞬にして崩される残虐さとエロさに驚愕。まさに劇中他の誰かが言った「頭と心と身体がバラバラな」状態に陥ってしまう。教室における暴力問答も…
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