波影の作品情報・感想・評価

『波影』に投稿された感想・評価

イントロもラストも自分のツボを突いたメタファーがあるも、話し自体はシスターフッドや乱れるバリのメロドラマ。天然なのか、鈍感なのか、あーちゃんの自覚症状の無い純粋無垢っぷりが、狂気かつ凶器。影も上手く…

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ve

veの感想・評価

4.5

若尾文子が一点の曇りの無い聖女として君臨。人のために尽くし商売に身を削る「不幸を知らない」女。後半洗濯物を背景に大空真弓の顔に影が現れる一方で晴れやかな笑顔で抱擁するシーンが堪らない。まいまいこんこ…

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デニロ

デニロの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1965年製作公開。原作水上勉。脚色八住利雄。監督豊田四郎。同じ原作者水上勉の「五番町夕霧楼」の細かな設定を踏襲しております。昭和9年から戦争を経て売春禁止法制定の時代を大空真弓の思い出を描く。冒頭…

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若尾文子は素晴らしい。豊田四郎の演出と岡崎宏三のカメラも文句なし。ただ水上勉の原作が「越前竹人形」並みに受け付けなかった。
ryo

ryoの感想・評価

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こんなんで泣いていいんだろうか。物干し台のメロいサスペンス。娼妓の若尾文子が先生になりたいという大空眞弓の階級上昇を願う。だが家柄と兄の事件で夢が絶たれたことを観客はとっくに知っている。芥川也寸志の…

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一つ部屋を隔てて障子を開けるときらめく波!こんなにも素朴な絶景観たことない。若尾文子が溺れる春川ますみを助けるシーンがやたら泣ける。お兄ちゃんが中村嘉葎雄に成長してから一気に暗くなる画面やばいな。ず…

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沢村貞子とまいまいこんこがホラーテイストw
傾向的な言い回しの多さが意外…
政治の季節だったからかしら?
IMAO

IMAOの感想・評価

5.0

観たいと思っていてなかなか観れていなかった本作。ラピュタ阿佐ヶ谷でニューブリでやっと観れた。
これはもう日本映画最盛期の一本であると同時に、豊田四郎にとっても若尾文子にとっても代表作に値する傑作だと…

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真

真の感想・評価

4.6

数ある若尾作品のマイ・ベスト。乙羽信子、中村嘉葎雄、大空真弓がきっちり脇を固める。岡崎宏三のカメラも本人が「一番納得できた仕事」と言うように素晴らしい。原作を林房雄が「一介の娼婦に至高の観音像を刻ん…

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Gocta

Goctaの感想・評価

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貧しさから自分から望んで娼妓となった女性が、生来の明るく前向きな姿勢で、周りを助けそれを生き甲斐として姿を描く映画。主人公の、利他的なまでに周りを思う姿が美しく感動。若尾文子の代表作の一本だと思う。…

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