毛玉

リアリティ・バイツの毛玉のレビュー・感想・評価

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)
4.0
シリアルくらい軽く楽しめるラブストーリー

ウィノナ・ライダー目当てで鑑賞しましたが、思いの外イーサン・ホークがイケメンすぎてどうにかなりそうでした。ストーリーとしてはドラマ『やまとなでしこ』の男性陣の顔面偏差値が逆転したような感じ。皮肉しか言わない遊び人のイーサン・ホークが、キムタクにやらせたら100点になりそうな、カッコいいけどどこか危なっかしい男を演じていました。

不況の最中、なかなか仕事につけずにいる若者たち。その中でテレビ局で下っ端をしている主人公は、貧しいながらも友達たちと楽しくやっています。その中で度々出る、若者の貧困トークは、現代の僕達にも刺さります。ちょうど僕も若くて貧困ですから。
ただ、そこは後半では消え失せて、三角関係の話にスライドしていきます。個人的にはもう少しこの辺りを絡めてくれていたら、作品の強度が上がったように思います。

三角関係は王道でした。金のあるテレビマンか、イケメンの腐れ縁か。その間で揺れる主人公、ウィノナ・ライダー。彼女は今回も最高でした。ウィノナのキスシーンでご飯何杯いけるか…。

1000000回みたストーリーですので、キャストが好きな人、または90年代っぽい洋画の雰囲気が好きな人にはおすすめです。
毛玉

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