「暗黒街の弾痕」と比べるのもアレだが、こちらは逃走劇自体の面白さが強い。最初の強盗の顛末を車内からワンカットで映しそのまま運転に移行する鮮やかさのように、ドライブのスピード感、奥行きある空間の捉え方…
>>続きを読むフィルムノワールの代表作らしい。無邪気に拳銃を楽しんでいた男女が次第に銃の持つ暴力性に翻弄されていく。ハードボイルドな探偵ものがフィルムノワールだと思い込んでいたけど、全然そんな感じでは無かった。
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傑作。射的場でペギー・カミンズが初登場し、客席にいるジョン・ドールと視線を合わせるという、この視線の交錯一発で映画が決まる。どうしようもない運命から逃れることができずただただ犯罪を繰り返す様子が面白…
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1949年、犯行と逃走男女
ジョセフHルイス監督、原作脚本マッキンレイカンター。
噂に聞いていたリュミエール誌(映画評論雑誌)激賞の一作。
素晴らしすぎた!
ボーイミーツガールクリ…
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「ボニー&クライド」ものだが、もしかしたら『暗黒街の弾痕』(ラングのほう。喜八さんのやつじゃない)よりいいかも。
省エネ、というと悪く聞こえるがスゴく合理的に撮られていることに感嘆。中盤から終盤にか…
有名な長回しのシークエンス(Hampton Robbery)で、あっ、大学のフィルムノワールの授業で観たやつだ! とおもいだした。 2015 年のいま観てもまったく新鮮なこの一連の流れは華麗で緊張感…
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2015.03.31 DVD
異様に経済効率の良いスピーディな演出と編集ぶりにたまげる(金が無かったからとの要因もあるようだが)。次のカットで主人公がいきなり大人になってたりするし。最後の強盗シ…