あまりにも忙しすぎて、超ひさしぶりに映画を、しかも、ちゃんと映画館で見られた。とはいっても、仕事ではあるのだけれど……。
地下鉄の日比谷駅から地上に上がって、第一生命の本社の威圧感のあるマッシブな建>>続きを読む
『ぼくらのウォーゲーム!』が名作なのは言わずもがな。『サマーウォーズ』が『ぼくらのウォーゲーム!』の再演であることは知られているとおりで、つまり、細田守は、ここでやりたいことをほとんどやりきってしまっ>>続きを読む
名作短編アニメーション。
三本立てのうちの一本(東映アニメフェア! 入場特典でカードをもらえたのがうれしかった)として子どもの頃に映画館で見た時は、キャラクターデザインも作画も映像も、自分が知ってい>>続きを読む
めちゃくちゃひさしぶりに見た。はじめて見た時は、『うる星やつら』のキャラクターのことをよくわかっていなかったので(まったく世代ではないから)、各キャラの個性や役割、固有名詞、その記号性を把握するのに時>>続きを読む
『リメイン・イン・ライト』も『ストップ・メイキング・センス』も、15、16歳の頃にしぬほど聴いた。
A24によるレストレーションの公開にあわせてリリースされた『ストップ・メイキング・センス』のデラッ>>続きを読む
ポレポレ東中野の上映の最終日に、すべりこみで見た。
多摩川沿いの京王線沿線の風景も、キノコヤも、前作から続投した俳優たちも、杉田協士ユニバースを完全なかたちでなしていて、圧倒された。画、演出、演技の>>続きを読む
こちらもなつかしい。イメージフォーラムでかかっていた。
『サファリ』は、どのホラー映画、どのスプラッター映画よりも、断然おそろしい。なぜなら、これが現実そのものだからだ。ラストのキリンの解体のシーン>>続きを読む
アリアナ・グランデのニューアルバムは、シングル“yes, and?”を聞くかぎり、すごいことになっていそう。前作“Positions”がまあまあだっただけに、たのしみ。
そして、そんな新作のタイトル>>続きを読む
なつかしい。イメージフォーラムでかかっていた。『カルテル・ランド』と同時期だった記憶がある。『ボーダーライン(Sicario)』とNetflixの『ナルコス』も2015年で(『ボーダーライン』の日本で>>続きを読む
年末、あまりにも忙しすぎたのと(しぬかと思った)、8日間しか上映していなかったから、見られなかったビー様(ビヨンセ)の映画。オフィシャルサイトにもソーシャルメディアにもろくな情報が載っていなかったけれ>>続きを読む
安定のBBCのドキュメンタリーだけれど(NHKは見習ってほしい)、展示の内容をそんなに見せてくれるわけじゃない(そりゃあそうか)。映画版の豪華なキャストが出演していて、私が好きなルーナ役のイヴァナ・リ>>続きを読む
ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファスが、いい味を出している。ドレイファスがスティーヴン・スピルバーグの分身なのは誰の目から見てもあきらかで、それは『未知との遭遇』でも同様。『ジ>>続きを読む
かったるくて、何度か寝落ちしてしまって、一度に全編を見られなかった(何日かかかった)。スティーヴン・スピルバーグのかたい生真面目なところが出ているというか、ユーモアがまったくないのだ。かたいSFである>>続きを読む
完璧な脚本! と言われるのだけれど、映画を見ていると、まともな人間がマーティ(マイケル・J・フォックス)だけで、あとは総じてアホに見えてしまう。細かい小ネタを拾っていくとたのしい。ヒューイ・ルイス&ザ>>続きを読む
勢いで、これもお金を払って見た。ミスって吹き替え版を買っちゃって、字幕版も買ったから、お金をむだにしてしまった……。
ドラマティックな導入が凝っていて、なかなかいい。
『賢者の石』の撮影の裏側で流>>続きを読む
『ハリー・ポッター』の配信、Netflixで終わっちゃったじゃん、と思ったら、同時にPrimeビデオに来ていた。焦る必要、なかった……。
『死の秘宝』を一本の映画にまとめなかったことは英断だったし、>>続きを読む
『ハリー・ポッター』らしからぬ、というか、セットではなくて、外のロケで撮った美しく壮観な大自然の中での撮影が際立っている。テントのセットの撮影も多くて、そこはちょっとまんねり感があるけれど、森、丘、山>>続きを読む
『炎のゴブレット』、『不死鳥の騎士団』と、映画としてちょっときついものが続いていただけに、くじけそうになっていたけれど、これはいいぞ。演出や撮影、編集が丁寧で、性急にならずに、じっくりと物語を語ってい>>続きを読む
小説を読んだ気がするけれど、内容をまじでまったく覚えていなかった。いや、5%くらいは記憶に残っていたかも……。
監督は、以降の『ハリー・ポッター』フランチャイズを手がけるデイヴィッド・イェイツに変わ>>続きを読む
『炎のゴブレット』ともなると、内容をほとんど覚えていなかった。こんな感じだったっけ……?
まるでKKKのようなデスイーターズによる襲撃、ひどくおそろしいディザスターから映画は始まるものの、それ以降、>>続きを読む
もしかして、『ハリー・ポッター』の映画シリーズの最高傑作? 興行収入はシリーズの最低らしいけれど……。
クリス・コロンバスの前二作から、あきらかに映画の文法が変わった。フランチャイズだからそこまで変>>続きを読む
冒頭の、まったく同じかたちをした住宅が無数に、延々と放射状に並んでいる空撮映像を見て、驚く。うわっ、イギリスってすごいな……。
『賢者の石』ほどの映画文法の古さは、あまり感じない。というか、もしかし>>続きを読む
とにかく、原作小説を子どもの頃に繰り返し読んだ身からすると、要素やエピソードが短くまとめられていて、省略され、やたらと小気味よく、速いテンポでさくさくと進んでいくと感じる。それがハリー・ポッターの世界>>続きを読む
こんなものまでFilmarksに登録されているんだ(ドキュメンタリーとか、登録されていない作品が多くて、ちょっといらいらするのに)。『リトル・ニモ』のパイロットフィルムはものすごい作品なので、見たこと>>続きを読む
『耳をすませば』は、Filmarksでふつうにレビューを書いた記憶があったのだけれど、そんなことはなかった。なんだかんだで、折に触れて見ている気がする。
アンチフィクション、アンチドラマ、アンチ物語>>続きを読む
わけあって、ネトフリと再契約。ネトフリ、そんなに見るかな、どうかな……。
『ミス・アメリカーナ』(めちゃくちゃ象徴的なタイトル)は、『Lover』の制作からツアーの開始を始点と終点に、テイラーの過去>>続きを読む
2009年、公開された当時のことはよく覚えている。大学生だった。見にいこうと思っていたけれど、結局、見にいかなかった。しかし、むしろ、今こそ見るべき映画だと思った。
ガザ地区でイスラエル軍によるパレ>>続きを読む
かなり眠くなって、2回も寝落ちしてしまって、よくわからなくなってしまった(これには当然、多分に自分の現在のコンディションの問題が関係している)。しかし、見直してみても結構おかしな話しではある。特に主人>>続きを読む
泣いた。テイラー、神でした。というのは、半分冗談だけれど、半分本気。3面のバックスクリーンに映った時の神々しさ、三位一体感(「三位一体」といっても、全部テイラー)は、ちょっとすごくて、こわいほどだった>>続きを読む
カバーアートの評判が悪い“Now and Then”。曲そのものの是非はひとまず措くとして(そもそもジョージが気に入っていなかった曲だし)、編集された映像や残されたビートルたち、家族たちの話しが泣けた>>続きを読む
黒田硫黄の原作は有名だけれど、恥ずかしながら読んだことはない。この高坂希太郎の監督作品は、ジブリとの関わりが多いので、その点に言及されていた印象だけれど、実際に見てみると、「ジブリ(宮崎駿)っぽさ」は>>続きを読む
『アクメッド王子の冒険』は歴史的に、現存するものでは最古の長編アニメーション映画だという。しかし、驚くべきことに、というか、当然なのだろうか、作品の中には一切の無駄がない。そして、その無駄のなさこそが>>続きを読む
原作であるパコ・ロカによるスペインのグラフィックノベル『皺』は有名で、読みたいと思っていたのだけれど、まだ読んでいない。その『皺』をアニメーション映画化した、イグナシオ・フェラーレスの監督作品がこの映>>続きを読む
あとで気づいたのだけれど、パズーが竜の巣に巻き込まれて、画が抽象的になり、父の姿を幻視するシーンは、『君たちはどう生きるか』の冒頭によく似ている。
『天空の城ラピュタ』は、落下と崩壊が繰り返されるア>>続きを読む
これはおもしろい! 高畑勲の『ホーホケキョ となりの山田くん』の精神的な続編というか、高畑的な映像の実験に貫かれたいい短編集。「特別キャラクター原案」という謎の肩書きでいしいひさいちが参加。ちなみに、>>続きを読む
テレビでよくやっているし、公開当時のことをおぼえてもいるのだけれど、初めて見た。最近、DJ SODAの一件で最低最悪な発言をした森田宏幸の監督作である。それはそれとして、この『猫の恩返し』は、びっくり>>続きを読む