ニーチェの馬に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『ニーチェの馬』に投稿された感想・評価

とうじ

とうじの感想・評価

5.0

希望は、時代精神に左右されることが多いのだが、絶望は常に形を変えずいつの時代でも永久にあり続けるのだという感覚が、本作をアナクロニックなものにしている。
シェストレム監督の「風」(1928)とかなり…

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海月

海月の感想・評価

4.3
人間について
上手く言えないけどものすごい力をもった何かを覗いてしまった、そんな感覚
破壊

破壊の感想・評価

4.6


ピザ食ってコーラ飲んでアイス食べながら観たことが間違いだった。全部吐きそう。グロい映像だったからとかじゃなくて、感情の問題で。
生活ってなんなんだろうなぁ、、自分たちが恵まれている環境なのは間違い…

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バテラ

バテラの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ニヒリズムが世界の根幹ならば、それに人間はどう抗えば良いのか? それは食えないであろう生のジャガイモを食おうとした意志そのものだろう。たったそれだけの行為に崇高さすら感じさせた、とてつもない作品。
shingo

shingoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2012年鑑賞。
ループを繰り返しながら、ちょっとずつ状況が悪くなりそのうち絶望的になっていくあたりがリアリティあって怖い。ジャガイモ食べたくなった。
shiranui

shiranuiの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

セリフはほぼ存在しない。
神々しく重厚なサウンドが、ひたすら薄く鳴り続ける。そして荒れ狂う風の音。
どうやら限界が近づきつつあることを暗示し、最後は暗黙の中、闇に包み込まれて行く。
犬

犬の感想・評価

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タルベーラの平常運転だからこそ特筆すべき点もなく、良くも悪くもこれがタルベーラって感じだから『サタンタンゴ』『ヴェルクマイスターハーモニー』『倫敦から来た男』を鑑賞していれば需要と供給が成り立つ長回…

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19世紀末のハンガリーの寒村、一軒の農家があり、住んでいるのは片腕が不自由な初老の男とその娘、そして馬が一頭。
朝起きてから夜寝るまでを丁寧に描くので見ているほうは眠くなる。
2時間過ぎた頃に井戸が…

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虚実の反転。スクリーンがなければ観客はなく、主題がなければ背景はない。
演出と自己言及の騙し絵といえるバルジョル、ユスターシュの『豚』をさらに洗練した作品だと思う。
湯気のにおい立ちそうな洗いたての…

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神は6日間で世界を創造し7日目には休息を取った「創世記」を逆行し終末へと向かう様な6日間。
映像は黒の濃度が高くて
最初の農夫と荷馬車の馬だけが異様に締まっているのが特に印象的だった。
潰すところは…

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